ニンテンドーからの訴訟後の公式発言
個人的にもともと、大して知らなかったのでパルワールド面白いならまぁいいんじゃない?(未プレイ)ぐらいしか思っておらずそんなに深堀していなかった
そして今回の件も会社についてそんなに知らなかったので、別に大きな会社じゃないのになんで任天堂は攻撃的なんだろうと疑問に思っていたが、以下の発言を見てからいろいろ調べたところ擁護できない点がボロボロ出てきてしまったので、特にかわいそうとか思わなくなってしまった。
1.この文章がなぜ反感を買うのか
責任回避に見える
「訴状を受領していないため、確認できていない」という表現が、任天堂側の訴えに対して「え、知らないんだけど…」という無責任な態度を取っているように見える。
一般的に大手企業に訴えられたのであれば、積極的に対応している姿勢して冷静さを見せるのがいいと思うのですが…
僕たちは知らないです!なんか攻撃されてます!という感じで受動的なので無責任に見える感じがある。(公に出す文章にこの表現を使う時点で実際無責任なのかもしれない)
被害者アピールっぽくみえる
「インディーゲーム開発者が自由な発想を妨げられ萎縮することがないよう」という表現が
任天堂側の行動が「私たちのクリエイティブな自由を奪ってきた!」という風に発言しているように見えるのでそりゃあ反感を買うだろうと思う。
ゲーム運営/開発の中断はしないというのをわざわざ書く
法律的な結果がどうなるか不透明な中で、「中断や変更の予定はない」と断言している点が法律を軽視しているように見えるし、「理不尽だ!我々は戦うぞ!」というように見えてしまっている。
ちなみに海外だと結構擁護派が多いらしい。
任天堂やポケモンファンからの反感
任天堂やポケモンファンにとっては、パルワールドがポケモンシリーズと類似しているので発売直後からポケモンファンからの攻撃はすごかった。
明確に表現するなら“知的財産権の主張を軽視している”という感じですが、もっとザックリわかりやすく表現するなら
”なんか馬鹿にされてる感じがする”というところで反感を買っていたんだと思う。
2.公表した社長/企業の性格
反感を買うリスクに鈍感
任天堂やポケモンのファンからの反感を招く可能性を考慮していないのが結構やばい
この発言が、任天堂の正当な知的財産権の主張を軽視するように見える可能性は十分にあり得るので世間の反応に対する感覚が鈍い
被害者意識の強調
「インディーゲーム開発者が自由な発想を妨げられ萎縮することがないよう」の部分
ここで被害者アピールっぽい感じが出ている。
インディーゲーム開発会社として強調することで、巨大企業との不均衡を強調し、同情を引き出そうとする意図がちょっと見える。
そして多くのインディーゲーム開発者達は、「一緒にしないで欲しい」という感じで突き放すような発言をツイッターでたびたび見かける。
突然「俺たち仲間だよな?」と言われて「え?違うけど」という感じでしょうか
インディーゲーム開発会社として見られない1つの理由として、パルワールドが大成功してしまったからというのがあると思う。
またこの利益を使って事業を大きくしようとして、ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のアニプレックスと事業提携を結んでいた。
事業規模が大きすぎてもはやインディーゲーム開発会社とはまぁ確かに言えないかな…
責任回避的な姿勢
「訴状を受領していないため、確認できていない」という文言
人によっては謙虚さが見えず積極的な対応を避ける姿勢が見えて、責任を回避したいという感情がちょっと見える。
この態度を見せるメリットは….ないですよね???まぁ、まだ俺たち大丈夫だから的な意味だったのだろうか
難にせよ正面から受け入れない、受け入れたくないというのはかなり感じる。
現実的な視点の欠如
訴訟が提起されているという現実があるのに「中断や変更の予定はない」と断言する点は楽観的過ぎる。
これは問題を軽視しているように見える。このシビアな局面では結構慎重さを欠いた発言だと思う。
恐らくですが、社内で相談した結果この文章を出そうという結論が出たとは思えない…なので社長やその側近が全部決めてしまう体質なのかなぁと推測する。(モラハラパワハラもありそう)
3.元デザイナー?の発言
2024/09/20まだアカウントは残っています。
この人は、自分のデザインが意図せず改変されたことやパクリをやってくれ!と言われたこと等に対する当時の不満について発言しているのと、任天堂が訴訟を通じて自分のキャラクターを守ってくれることを期待しながら、長年抱えてきた複雑な感情を吐き出している感じです。
推測した内容はこのデザイナーの発言が本当であればパワハラ,モラハラ,ワンマン気質は”中らずと雖も遠からず”なんじゃないかなと…
4.いくら支払ったら許してもらえるか
特許侵害の訴訟は、和解金や賠償金の相場は利益の一定割合という基準で考えられているそうで、過去の判例から見ると利益のおよそ10~30%の相場を要求するらしいです。
ただ、これは1件の特許侵害に限っての話なので今回複数の特許侵害と言われているのでどれぐらい要求されてしまうのか…
ちなみに相場は決まっているもののどの特許が侵害されたのか、その侵害の深刻さや市場への影響を考慮して金額を算出するということなのでうーん…
↓これもかなり問題としては大きいと思うので少なくとも100億円以上は要求されるんじゃないでしょうか。これぐらいのパクリならやってもいいんだ!という流れをグローバル的に広めてしまったという…
過去のコロプラぷにコン裁判においては
最初に任天堂がコロプラに対して約90億円の損害賠償を請求し、最終的には約30億円で和解が成立しました例があります。
こういう大規模な特許侵害訴訟において、最初に設定される賠償金額は通常、戦略的に高く設定されることが多いらしいです。
余談ですが”所詮他人事ですから”というインターネットの誹謗中傷の案件をメインに扱った弁護士の漫画とドラマがあるのですが、あれでも最初は高く設定して交渉していくのが一般的とか言ってました。
なのでまぁ普通に3分の1で計算したら最初は300億とか言われるんかな…
なかなか興味深い話なので今後の動向も見ていきたいところ
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