【サイレントヒル2考察】ストーリー考察1 サウスヴェイルからアパート入るまで

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目次

はじめに

当然ネタバレしまくりなので注意

また何もかも公式が設定を公開しているわけではないので、断定しているわけではなく

おおよそこうだろう+自分はこんな風に思ったという程度で書いています

サイレントヒルとは何なの?

まず初めにジェイムスが訪れたサイレントヒルはどういう場所なのか?ということを説明しておくと考察の内容が入ってきやすい

どの作品もマルチエンディグになっているのですが、一応公式の正史がある(あるように解釈できる)

またナンバリングはちゃんと時系列になっておらず以下のように作品が繋がっている

※2以外の作品のネタバレはここでは控えておきます

物語A

  • サイレントヒル0
  • サイレントヒル初代
  • サイレントヒル3

物語B

  • サイレントヒル2
  • サイレントヒル4

総じて全作品共通して言えることがありそれを端的に伝えるなら

サイレントヒルという街は“心に闇を抱えた者,罪を犯した者を引き寄せ、恐怖や罪を具現化してくる力を持つ街”という感じでSCPのような設定になっている。

ちなみに各作品のサイレントヒルは同じ場所らしい…(サイレントヒルの中の〇〇地方的な?)

なんでサイレントヒルがそういう街になったのかというのは0と初代で理解することができる

無意識に引き込まれてしまうっぽい

各タイトルの主人公はみんな気づいたらサイレントヒルに入っていたという感じで“引き寄せる”というのは恐らく無意識にふら~っと向かって行ってしまう感じなのだと思う。

特にサイレントヒル4の物語冒頭にアパートの壁に突然大穴が開きその中に入ることになるのだが…先が全然見えない真っ暗な大穴に平然と入っていく

穴に入るシーンから再生

穴の先からなんか声が聞こえるし…穴長すぎるしどんな強靭なメンタルだよ…

強靭なメンタルのように見えるのはサイレントヒル2のジェイムスも似たような感じがあるのでやっぱり無意識に引き寄せられるという感じなのだと思われる。

別の作品でいうとサイコブレイクの無線STEMのようなものかもしれない。ただSTEMは入った瞬間に頭痛がしてキーーーーンという音が鳴るのでそういった部分はサイレントヒルには無い

本人だけでなく、他人の影響も受ける

迷い込んだ人それぞれに違った世界を見せているが、バラバラの世界がまざることがあるこれも共通の設定なので覚えておいて欲しい。

混ざってるってどういうこと…?というのはこのシーンがわかりやすい

見えるの?とアンジェラがジェイムスに問う

燃えている世界は明らかにジェイムスが普段見ているサイレントヒルと全く違った印象を受ける

アンジェラ自身は炎の世界にサイレントヒルが見えておりそれが垣間見えたという感じ

物語冒頭

ジェイムスは、3年前に亡くなった妻メアリーからの手紙を受け取りサイレントヒルを訪れる。

3年前に亡くなった妻から手紙

いきなり膨大なネタバレ。このシーンでは以下のような真実と考察がある

  1. ジェイムスはメアリーを殺害した
    • 時間的にはたぶん数時間前、半日前ぐらいだと思われる
    • 物語的にジェイムスのメアリーに対する愛は本当だったと思う。
    • その前提で記述するとジェイムスはメアリーを何とか助けてあげたい…でも方法が無い。苦しみから解放してあげたい(本人が殺してと言ってくる)しかし罵倒されまくるし、苦しんでいる彼女を見るのはつらい…もう疲れた、いつまでこれが続くんだろう…といろいろ悩んだ挙句の決断だったと思われる
    • 警察などに通報されなかったのか?という問いがあるが、メアリーがお医者さんから自宅療養してもいいよと言われたと言っているシーンがあり、メアリーからの手紙にもそのことが書かれている。恐らくサンダーランド宅?二人が住んでいた場所で殺害した
    • そのまま車の後部座席に遺体を寝かせてサイレントヒルまで来た
  2. 手を洗っていた(2つの考察)
    • A:妻を殺害したジェイムスはメアリーを埋葬(土葬)しようとした
      • 妻を殺害したジェイムスは縁のあるサイレントヒルのトルーカ湖の近くにて先ほどまでお墓を掘っていたという説がある。
      • これの根拠は2周目に”赤の祭祀”が置いているところを1周目で確認すると、スコップと明らかにお墓に使うための穴があるためそのような説がある。
      • 手を洗っていたのは土で手が汚れていたから?手が震えているのもなんとなくソレっぽく見える…
      • また車の後部座席に布を被せた状態の何かがメアリーであるというのがわかっており、なんで連れてきたのか?→埋葬するためという考察になりそれが根拠になっている。
    • B:メアリー殺害の罪を洗い流そうとしているという意図の演出
      • 現実逃避したいというジェイムスの思いをカットシーンで表現しただけの演出だったという説。
      • 手を洗っているシーンで左手の薬指の位置に指輪をつけていた跡があり、最近までつけていたことがわかる
      • なんで最近指輪を外したのか?という問いに対して忘れようとしたからというのが演出意図として自然っぽいのでそれが根拠になっている
  3. 森を眺めるジェイムス
    • 妻を殺害したという強烈な出来事があったのに忘れてしまうのはおかしい
    • この時点でサイレントヒルの力により、今までのことを忘れてしまった
    • その辻褄合わせに自分が傷つかない都合が良いストーリーを構築してしまう(手紙なんて無いのにメアリーから手紙が来たからここへ来たと解釈)
    • 手紙が存在しないという根拠はエディー戦が終わった後から手紙の文字が消えていく演出が発生しているというのが根拠になっている。詳細は後述

2-Aのお墓を掘っていた説

掘るにしてもちょっと湖に近すぎて水没しそうだが…浸水してるし(雨?)画像には映っていないが横を見ると既に水没した墓石が見える。

確かに最近掘られた感じはありますよね。

ちなみに2周目はこうなっている

車の後部座席に布を被せた状態の何か

modを使ったチート行為で確認している動画なので注意

In WaterのエンディングとStillnessエンディングを見ていれば明らかに後ろにメアリーがいるということがわかると思う。(もちろん死んでいる)

メアリーからの手紙が存在しない根拠

森を眺めるジェイムスにて

エディー戦がなぜ手紙の文字が消えていく演出のトリガーになっているのかというとこれはぶっちゃけリメイク版だとわかりにくく、原作のエディーを倒した後のシーンだとわかりやすい

エディー倒した直後から再生される
  • ジェイムス:私は…人を…殺してしまった…
  • ジェイムス:人を….
    • (ここで結構な間がある)
  • ジェイムス:メアリーは3年前には死んでいない…?

多分初見でこれを見た人は「いきなりどうした??」と思ったと思われる

恐らく②のところで「人殺しは初めてじゃない気がするぞ…」と確信してしまったので③のセリフが出てきたと思われる

リメイク2だとセリフが殆どなく、顔で全て表現しているためかなりわかりにくい

リメイク2の演出はこんな感じ
自分の手を触りながら何かを思い出したような…疑問があるような…表情になっている

これにより真実が見えてきてしまったので、自分で作りだした嘘であるメアリーからの手紙という存在が徐々に消えていくことになるのであった。

またレイクビューホテルで荷物を全て預けないと動かないエレベーターがあるが、メアリーからの手紙だけは持っていくことができる(存在していないため)

アンジェラと出会う

アンジェラと初めて出会うシーン

ここでジェイムスはいきなり初対面の女性であるアンジェラの肩を触る

これがジェイムスの内面が出ている気がする。

普通は、声をかけて「あの~…」とかそういう感じで近づくと思うのだが…普通はそんなことしないやろということをやってしまうのがジェイムスである

本篇の最後までのジェイムスを見てきた印象としては時々暴力的なところがあるなーとは思っていたので改めてこのシーンを見るとやっぱりジェイムスはちょっと危険な内面があると感じる。

アンジェラはこの時点ではまだまともに見えるが…実はよく見ると爪がボロボロになっている

爪を噛む行動は心理学的・行動学的に以下のように複数ありますが、物語の流れ的には恐らくストレスと不安による行動だと思われる。

  1. ストレスや不安の解消
  2. 自己批判や自己制御のサイン
  3. 習慣化された行動
  4. 退屈や集中の補助
  5. 強迫的行動
  6. 栄養不足の可能性

嘘じゃない

アンジェラは「街は危険だよ」と伝え、ジェイムスが「そうなの?」という感じで返すがアンジェラは「うまく説明できない」と言い、その後に「嘘じゃない」と強調してくる

恐らく相手に信用されていないという感覚があり、それが不快で思わず「嘘じゃない」と出てしまったのかと思われる。

これ以降のアンジェラの物語から考えると、アンジェラ自身が自己批判的で自虐的な内面があると思うので一貫している。包丁とかのアイテムがぴったりだ

人を探しているという話題

お互いに人を探していることがわかるとちょっとだけ二人は打ち解けたように見える。

同じことをしている人同士ならいろいろ共感できるところがあったりするので距離が縮まるのはまぁわかる。後に二人の異世界が混じるきっかけになっていると言えるかも

市街地に到着

ここに来るまでに結構走らされることになるが、この辺の音楽や雰囲気がサイレントヒルに引き寄せられている感じが出ているような気がする…

主人公がやばい…と感じてくる

サイレントヒルの影響でおかしくなってるのか、反応がかなり軽いところに違和感を覚える人は多いと思う

この後のチュートリアル戦闘でより、それは強調される

初見で思ったのが、一般人らしいと言えばらしいのですが結構暴力的な感じがあると思いました

特に敵を踏みつける時の声の感じとか、殴り方も怒ってるような声で感情のままに殴っているように見えた

内面が反映されたクリーチャー

恐らくyoutubeとかで知った人は多いと思う。

サイレントヒルの敵はどの作品でも、主人公やまたは別の誰かの精神的、抽象的な要素を記憶と紐づけて反映したものになっている。

サイレントヒルの人気の秘訣と言ってもいい要素の一つでかなり考察の余地があり面白い。

チュートリアルに登場した敵は”ライイングフィギュア”(lying figure)という名称で

lying: 「横たわる」または「嘘をつく」という二重の意味

figure: 「人物」や「形象」という意味。

この2つがくっついているので“嘘をついた人物”“噓つきの形”という感じの意味合いかと思われる。

「ジェイムスは嘘つき、嘘をついたジェイムスはこんな感じだ」という出力結果

既にたくさんの考察がされており、リメイク版はより丁寧に表現されたなーと感じる

ラジオの存在

ラジオから聞こえる声のシーン

ラジオの存在はすごいセンスあるなーと思う。

ラジオは「聞くもの」なので

  • ラジオから出る音を聞く
  • 出てくる音はノイズやメアリーの声
  • ラジオはジェイムスが聞くべき言葉や音を出している
    • サイレントヒルの力が作用してるなら本人に意識させようとするため

というような連想が出来るなーと個人的に思った

メアリーは亡くなっているという前提から考えると時系列は過去というか記憶からのメッセージと言っていいのだろうか…?

サイレントヒルの力が働いているので単純にラジオからのメッセージは、自身の記憶というか過去というか…断片的にジェイムスが知っているものから引っ張り出されてきたものを流しているっぽい。

エネミーが近づくとノイズが鳴るのもジェイムスの内面を象徴するエネミーに対する嫌悪(自己嫌悪)と考えると結構自然な気がする。

まぁ普通にゲームシステム的に雰囲気に合うよね~というのでこうなったというのも全然あると思う

ジュークボックスで少し思い出す

ジュークボックスを動かすためのアイテムは、記憶をかき集めているような行為とも言えそう。

途中アパートでやばそうな穴に手を突っ込むが、

それは嫌なことを思い出すというのを表現しているような感じがする。

ジュークボックスのシーン

明らかに涙目に見える

いろいろ思い出して「早くメアリーに会いたい…」とちょっと感情が出てきた感じ

完全に自分がメアリーを殺害したことは忘れてしまっているように見える…

なんとなく殺害したことは思い出せなくとも、こみ上げる罪悪感を感じていたのかも

逃げるようにアパートへ

アパートの鍵を拾ったら突然嵐というか突風がやってくる。

思い出したくない嫌な記憶(敵)が大量に押し寄せてきたので逃げるシチュエーションっぽく感じた。

さきほどまでジュークボックスのパーツ=記憶を集めていたので、段々思い出してきてしまったのかも?

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