案内
裏アパートを抜けたジェイムス
断罪者の試練を乗り越えたジェイムスは、一旦解放された。
去っていくレッドピラミッドシングが開けた扉は入口のようにも感じる。(なんかゆっくり開けるし)
▲「こちらへどうぞ」
1回目の裏世界は現実と向き合う“覚悟を証明する試練“という感じなのかもしれない
ローラと会話する
またローラはジェイムスを見下しているのが立ち位置で強調されている
ローラは捻くれているような、天邪鬼っぽい性格が出ているが
「親の顔が見てみたいな」というセリフの後に、ちょっとうずくまる動作を見せる。
ローラは孤児なのでそのセリフがちょっと刺さったようだ…
最後に“だってメアリーのことは嫌いでしょ?”というセリフがある
これは、ローラの主観でジェイムスはメアリーを嫌っていると本気で思っているっぽい
後に発覚するが、同じ病院で入院していたローラとメアリーは仲が良く、メアリーはジェイムスのことを沢山ローラに話していた
例えばメアリーが「ジェイムスってこういうところがあるのよ?こんなこともあったのよ?ひどいよね?フフっ」
みたいな感じで軽い冗談を交えながら、笑顔で相手をいじるように話していたとしたら大人では理解できると思うが
純粋無垢な子供のローラは「ジェイムスはクソ!」となってしまった可能性がありえる
マリアと初めて出会う
ジェイムスは、妻メアリーとそっくりなマリアに出会う
考察なので当然ネタバレだが
“マリアはジェイムスがイメージした理想のメアリーが具現化した人物”であり、このシーンでのマリアの振る舞いを見ていると、ジェイムスの欲求不満が反映されているように見える。
(むっつりスケベなジェイムス)
アパート裏が試練の第1フェーズだったとしたら次はもっと苛烈になるだろうと考えると
次は「真実(本心)と向き合う試練」という感じかもしれない
マリアの存在と立ち振る舞いは明らかに欲求不満のジェイムスの意識が反映されているように見える
彼にしたら余計にグロテスクである。
このシーンは背景が殆ど霧になっており恐らくジェイムスはまだあんまり思い出せていないということを表現していると思われる
二人の会話
- ジェイムス「待っていると書いてあった」
- ジェイムス「思い出の場所で」
- マリア「とにかく私は見ていないわ」
- マリア「他に心当たりは?」
- ジェイムス「私は…」
- ジェイムス「分からない」
- ジェイムス「たしか…ひとつ」
- ジェイムス「あった…ような…」
- マリア「そうだ!」
- マリア「あそこかも」
- マリア「えっと いい場所があるの そう遠くない」
- ジェイムス「どんな場所だ?」
- ジェイムス「カップルが特別って思う場所」
③~⑥私は…
思い出そうとしているジェイムスは霧の向こうを眺めるが…視界に横入してくるマリア
もう1つの場所は「レイクビューホテル」を指していると思う。
地理的に真っすぐ目の前ではないかもしれないが、もしここで霧が無ければ、レイクビューホテルは見えていたと思うので、”見えない=思い出せてない”ということだろう
ジェイムスが大切な記憶を思い出そうとするマリアは邪魔してくる感じに見えていやらしい。サイレントヒルの性格か?
いろんな意味で誘惑し、誘導しミスリードさせようとする。まるでマリアは悪魔に見えてくる
最後のカットで”妙に尺が長いぐるっと霧を映すシーン”があるが
“記憶に霧がかかり、殆ど思い出せていないジェイムス“ということを伝えているように感じる。
カップルが特別に思う場所を目指す
ジェイムスは、自身が作り出したマリアと一緒に行動することになる
マリアに誘導されたと言ってもいいかもしれない
モーテルでの会話
マリアはジェイムスの内面の具現化だし、マリアのセリフ内容、モーテルを訪れること、が示すことはジェイムスが何をしたかったのかは察しが付く。
ここではジェイムスの欲求不満感がさらに伝わってくる。
また余談だが106号室はサイレントヒル3に登場した部屋のようで、“とある登場人物の帽子”と“ある教団”のマークが壁に刻まれている。
106に入ってジェイムスは何か変な感じがすると言っていたので察しがいい。
ジェイムスっぽい死体
ところどころに存在している“ジェイムスっぽい死体”
このような死体の近くには大体メモが落ちており、この世界のヒントを伝えている
ジェイムスは何度も死んでいるという考察があるが…自分的にはあんまり真に受けてはいない
そうなのかもしれないし、そうじゃないかもしれない程度の考察に感じている。
メタ的な話になるが、死のループを繰り返しているとしたらそれは物語の軸として大きな要素なのでそれを暗示するイベントシーンを入れると思う。
“よくある突然頭痛がして昔の記憶がぼんやり見えた…というようなシーン”とか…そういうやつ
基本的に物語全体としては
“自分とメアリーに関しての真実”=”忘れてしまった大切な記憶を思い出す“=”自分と向き合う”
という感じなので“ループしているという事自体を思い出す”となると
ちょっと物語の趣旨が変わってしまうからです。
なのでループしているというより、過去も未来も同時に存在しているような世界になっており
それぞれのジェイムスが理解した“この町を出るために大切なこと”という認識の内容が街の力を利用してシェアされたような感じなのかなと…思っている。
じゃあなんでジェイムスっぽいのが死んでるの?と言われるとそれはあくまでジェイムスっぽい死体なのでジェイムスではないとも言える。
サイレントヒルは内面を具現化する力を持っているとのことなのでジェイムスっぽい死体を元に注目させ、ジェイムスの内面をメモで表現し伝えたという感じじゃなかろうか。
またジェイムスに対してのメッセージっぽいけど死体は無いというタイプのメモもたくさんある
まぁどこまで行っても考察の域をでないのですが…
難にせよループしている説はすごい変な感じがした自分なりに考察してみた。
モーテルを抜けた先の家
とにかくマリアはこの家に何か”変な感じ”があるらしい
ここは原作サイレントヒル2のマリア編にあたるDLCの舞台になるんだろうか…
原作のマリア編の内容を動画で見たのですが、やっぱりそれ関連っぽい
迂回しようとしたら嵐がやってきた
今度はイベントシーンから繋がって明確に“逃げる”シチュエーションになっている
ここはアパートの鍵を拾った時と同じような感じだが、意味合いが違いそう。
というか意味があるとしたらこじ付けなのですが
霧が濃くなってきたので“思い出すべき大切な事が見えなくなってきた”ということなのだろうか…
たぶん自身の理想が生み出したマリア(嘘そのもの)としばらく一緒にいた結果っぽい?
この後マリアによって“今のジェイムスにとってどうでもいい場所”に誘導されてしまう
それは結局真実を見つけるための行動としては無意味なことだった。
自分の意志ではなくマリア(嘘)に誘導されてる!それはだめです!とサイレントヒルが伝えてきたのか?
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