【サイレントヒル2考察】ストーリー考察5 病院表から病院裏に入るまで

fumi

案内

ローラを追いかけて病院へ

病院へ来たのは単純にローラを追いかけてきたからというだけだろう。

ただ、ジェイムスにもローラにも病院には縁がある。

ジェイムスは入院しているメアリーに頻繁にお見舞いに来ていた。
ローラは、入院していた時期がありその時にメアリーと知り合った。

ジェイムスだけ掘り下げる

メアリーは不治の病を患い余命三年を宣告されていた。

そのためどうにもならないという思いと、病気と薬の影響で顔が醜くなってしまったという状態で身体的にも精神的にもかなり疲弊していた。

こういった状況から、どうにもならない思いをメアリーはジェイムスにぶつけて怒鳴ったりしていた。

ジェイムスもそんな彼女を見ているのが辛くなっていた。

ただ最後の廊下のセリフでわかるが、メアリーは気休めだったとしても励まして欲しい、ずっとそばにいて欲しいと思い、心からジェイムスを愛し感謝していたのが最終的に発覚するのだが…

現実に二人が生きていた期間は思いがすれ違っていたと思われる。

この病気の期間のことを事前に知っていることで病院で起こる様々なイベントを理解しやすくなる。

小ネタ：病院のポスター

ここのポスター

ポスターの文字列

if you experience
poor appetite or significant weight loss,
insomnia or hypersomnia,
loss of interest or pleasure in usual activities,
feelings of worthlessness or guilt,
diminished abilities to think or concentrate,

以下のようなことはありませんか？
食欲不振または著しい体重減少、
不眠症または過眠症、
普段の活動に対する興味や喜びの喪失
無価値感や罪悪感
思考力や集中力の低下

細かすぎてびっくりしたのだが…

罪悪感という文字が見えてない、読めてないのは意図があると思う。

この時点のジェイムスは“罪悪感”=”現実”が見えていないということを示している

または見ようとしていないのか…?

真実とは自身がメアリーを殺してしまった事

ローラと階段で出会う

病院の階段でローラに出会うシーン

ここで印象的なのはイベントが終わった後のジェイムスのセリフ

会話

マリア「どうして逃げるのかしら」
ジェイムス「私のことを嫌ってるのさ」
マリア「どうして？」
ジェイムス「それは….分からない」

ジェイムスはローラに初めて会った時、手を思いっきり踏まれていた。

初めて会話するシーンでは結構イライラが出ており「親の顔が見てみたいな」と責めるような問いかけをした。

直前の状況から見るに、「なんで逃げるの！」とイライラしてもおかしくないと思うのだが

「私のことを嫌ってるのさ」と自分を責めている。

「私のことを嫌ってるのさ…ハハっ」みたいな皮肉めいたセリフにも聞こえるが

音声のニュアンス的に④で諦めている感じ(振り回されるのに慣れている)で答えているところを見ると優しさ故の自責志向なところが出ているように見えた。

キレやすいけどジェイムスは優しい

マリアが体調を崩す

マリアが体調を崩し休憩するわーと伝えるシーン

2階に着いた二人

マリアは突然ちょっと具合が悪そうな素振りを見せて、1人部屋に入ってしまう。

冗談?を言っているのか、なんとなくそこまで具合が深刻というわけではなさそうに見える

マリアとジェイムスの会話

ジェイムス「ローラを探しに行く。すぐ戻ってくるよ」
- マリア「ジェイムス」
  - ジェイムスは、背中を向けている
- マリア「ねえ教えて」
- マリア「メアリーが見つからなかったら、どうするの？」
  - ジェイムスちょっとマリアの方を振り向きそうになるが、見ない
ジェイムス「それは考えていない」
- マリア「早く帰ってきてね」

ジェイムスはメアリーとマリアは別人とちゃんと認識できており、メアリーに対する思いはブレていないのが分かる。

ただやっぱり少し振り向きそうになっているのが、印象的。普通に心配なだけかも？

マリアの体調が崩れたのはジェイムスの意思が強すぎる故に、ジェイムスの願いから生まれた存在であるマリアは消えかかってきており弱ってきたということなのだろうか?

新エネミー：バブルヘッドナース

踏みつけた音が生々しい…倒している最中はなんかやばいことをやっている感じがしてくる

他のサイレントヒルにも登場するが、それは大体病院が出てくるからである

頭部の口のような部分にはセーブポイントの赤い正方形の紙?が付いているのが謎

ジェイムスはサイレントヒルに入る前の最初のセーブポイントで「頭をまさぐられている気分だ」と言っていたので何かメッセージ性がありそう。

自身の内面、意識が反映された敵が登場するという設定から考えると

ジェイムスは“病院のナースをそういう目で見ていた”と考えられる。

裏付けるようにマリアの恰好にも似ているように感じる…

何度もメアリーへお見舞いに来ていたので自然とナースを見かける機会は多くなっていたので、看護師は記憶には強く残っていたのだと思われる

ショットガンが女性更衣室に…

労働環境が悪く、ついに看護師たちは限界を迎え病院の権力者を陥れるためクーデターを起こす….

というのは冗談で特に考察もない

こじつけ程度で言うなら男子更衣室はドアが壊れて入ることすらできないが、女子更衣室には普通に入れるのが女子に興味津々というジェイムスの内面を表しているという事が言えるかもしれない….

ちなみにこの部屋に入ると女子更衣室だからなのかお仕置きのナースが追加で出現してくる。

ナースが待ち構えてるせいで出れなくなっている図

壁の隙間に入る

壁の中の隙間を移動するシーン

なぜかこのシーン、かなり記憶に残っている。

壁の中にある隙間を移動するシーンがあるゲームなんてこのゲーム以外ない気がする…

個人的にマトリックス1作目の壁の中に隠れてエージェントをやり過ごすシーンを思い出す。

ここで1つ目の重要アイテム“印の付いたブレスレット”を入手する

残り2つ存在しているが、合計3名の患者とジェイムスとの関連性は特になさそうに思う。

単純にこの病院ブルックヘイブン病院の記憶が反映されているだけかも

マリアを迎えに行くが…

3人のブレスレットと、院長室の謎を解きを突破した後にマリアが休憩していた部屋を訪れるといなくなっている。

どこかへ行ったのか、それともジェイムスの意識から離れすぎてしまいマリアは消えてしまったのか…?

次に出会うのは病院裏の世界で、結構先になりその時は「ジェイムス！どこ行ってたの！」とかなり取り乱している

三角頭に襲われ裏世界へ

三角頭に捕まる

直前に誰かの日記を読むことになるが、これはメアリーの心情をジェイムスに伝えるためだけのサイレントヒルの力によるメッセージなのか…

それとも本当にあった日記なのかもしれない。

勝手かもしれないが、私にとってはそれ(死)が幸せだ。

記載されているところからメアリーは死を望んでいたことがわかる。

でも、怖い。怖くて仕方がない。目の前に何かが迫っている気がする。

なんとなく、自分がどんな風に死を迎えるのか分かっていたような感覚があったようだ

部屋を出たら三角頭に捕まってしまう。

突然現れた三角頭は罪悪感が湧いてきたからということだろうか。(ジェイムスの願いに沿って三角頭が断罪にきた)

裏世界に連れていかれると思ったら…投げ飛ばしたらジェイムスは下の階に落ちてしまった

3Fでローラに出会う

せっかく出会えたのだが、ジェイムスが途中で怒鳴ってしまいローラに一気に嫌われてしまう。

挙句の果てに閉じ込められて、ボスに殺されそうになる有様

ローラとジェイムスの会話

エディーから聞いた

ジェイムス「ローラ？」
なんで名前　しってんの？
ジェイムス「エディーから聞いた」
なんなのもう　あのおしゃべりブタ

ローラとエディーの関連性はよくわかっていない。

ただ、出会いはサイレントヒルの中だと思われる

どうして逃げ回るんだ？

ジェイムス「ローラ」
ジェイムス「どうして逃げ回るんだ？」
ジェイムス「何でメアリーを知っている」
ふん、何でもだよ
別にいいじゃない
ジェイムス「教えてくれないか…？」
言わなかったらぶつ？
- 大人に対するトラウマがありそう。孤児になった理由はわからない、虐待なのか?
- ローラは年齢に対してはかなり捻くれてるので絶対何かあった
ジェイムス「まさか」
ジェイムス「ぶたない　だから…」
ジェイムス「教えてくれ」
トモダチになったの　去年入院してたとき
- これは嘘ではないのでローラは心を開いてくれた瞬間だったのだが…
- ジェイムスはこの後、怒鳴ってしまう
ジェイムス「嘘をつくな！」
- ローラが後ずさりする
ジェイムス「ローラすまない　ただ…」
- ジェイムスも後ずさりする。
いいよ！　信じないんでしょ！
勝手にすれば！
ジェイムス「おい！」