案内
ローラを追いかけて夜の街へ
この辺りから手に入るメモがジェイムス自身へ向けた文章が多くなってくる。
ジェイムスの内面が真実に向かいつつあるからなのか?
それともサイレントヒルが真実を見せ始めてきているのか
無言の公衆電話
誰かがヒントを教えてくれている…一体だれなのか?…後の考察に出てくるが恐らく病院の院長だと思われる。でもジェイムスとの関連性がわからない。この後鍵があるという公園を目指すことになる。
アンジェラと久々に再開
会話の内容
なぜそう思う?
- ジャイムス「昔はこんな場所じゃなかった」
- アンジェラ「ずっと変わらないものなんかない…ってこと?」
- ジャイムス「ああ…そうだろうね」
- アンジェラ「きっと…」
- アンジェラ「きっともうこの町にはいないのよジェイムス」
- ジャイムス「誰が?」
- アンジェラ「私のママ」
- アンジェラ「ママは…」
- アンジェラ「もう私に会いたくないんだわ」
- ジャイムス「なぜそう思う?」
初めて出会った時にサイレントヒルのことは知っていたので当然来たことがあるんだろうけど、この公園には久々に来たらしい。
ここでアンジェラについて掘り下げると、実はアンジェラの過去についてはゲーム内の新聞の文章で知ることができる。本名はアンジェラオラスコで新聞の記事から察するに「アンジェラは父親を包丁で殺害し、そのままサイレントヒルにやってきた」というのがわかる。
最初の裏アパートでジェイムスに包丁を渡したのはコレを持っていると自〇してしまいそうという意味もあったのだと思うが…単純に「忘れたかった」という思いもあったのかもしれない。
殺人に使った包丁を持っていればずっとその罪と向き合うことになるから辛かったのだろう…
また、アンジェラは父親から性的虐待を長年にわたって受けており、ついに限界を迎えて行動に至った。これについては後の迷宮ステージではっきり理解することができる。
新聞記事の内容的には母親のことは何も書かれていなかったが、恐らくアンジェラを置いてどこかへ逃げてしまったと思われる…
段々と現実を受け入れてきたのか、真実に気づいてしまったのか、最初から知っていて思い出してきたのかわからないが上記のことから「きっともうこの町にはいないのよジェイムス」「(ママは)もう私に会いたくないんだわ」というのは大体合ってるだろうなー
会えてよかった
- ジャイムス「とにかく 君に会えてよかった」
- アンジェラ「会えてよかった?」
- ジャイムス「生きてたってこと」
- アンジェラ「ああ そうね」
- アンジェラ「もう行かなくちゃ」
ホテル裏の三角頭が2体出てくるボス戦の直前に最後のアンジェラとのイベントシーンがあるが、そこでアンジェラは「私を愛してくれるの?」とジェイムスに問いかけてくる。
ところどころでなんとなくわかるが、孤独な状況も相まって「誰か私を助けて欲しい、愛してほしい」という思いは常に抱えていたと思われる。
そのため⑤で「会えてよかった?」と驚いた顔で聞いているのは、少し期待した感情があったからだと思う。ジェイムスは「生きてたってこと」とこの後付け加えたのでアンジェラはちょっとがっかりした。
出るってどこを?
- ジャイムス「まだ…私が一緒に行くのはイヤか?」
- ジェイムスを置いて1人去ろうとするアンジェラ
- ジャイムス「一緒にいれば出られるかもしれない」
- アンジェラ「出るってどこを?」
- ジャイムス「この町さ」
- ジャイムス「サイレントヒル」
- アンジェラ「いえ結構よ」
- ジャイムス「そうか」
- アンジェラまた立ち去ろうとする
ジェイムスは普通にアンジェラが心配で聞いていると思われるが、アンジェラは全くピンと来ていないような表情をしている。どこか正気を失っているのか、望んでこの場所にいるのか町からは出たくないと明確に伝えるとジェイムスは諦めたようなトーンで「そうか」と一言…..いろいろと悲しいシーン
来ないで…
- ジャイムス「あっ えっと…この辺で小さな女の子を見ていないか?」
- アンジェラ「女の子?」
- ジャイムス「ああ 実は…」
- ジャイムス「アンジェラ 大丈夫か?」
- ジャイムス「アンジェラ?」
- アンジェラ「ダメ…」
- アンジェラ「来ないで…」
- アンジェラ「なんでここにいるの…」
- ジャイムス「アンジェラ 落ち着いて」
- アンジェラ「いや! 触らないで!」
呼び止めるようにジェイムスはアンジェラに追加で質問する。このあとジェイムスは「ああ 実は…」と説明が長い部分を話始めようとしているのでアンジェラと積極的にコミュニケーションを取りたいと思って聞いている感じがする。
ジェイムスの性格からして多分普通に心配しているからと思われる。しかしアンジェラは「女の子を探している」と聞いた瞬間に様子がおかしくなる…
英語では 「a little girl?」(小さい女の子?)とアンジェラは言っているため自身が子供の頃に性的虐待を受けていたことをフラッシュバックし始めたと思われる…
この後すぐにジェイムスには見えない何かが見え始め「ダメ…」「来ないで…」「なんでここにいるの…」と言い始める。これは恐らく父親がアンジェラ側の世界で表れたと思われる。
虐待の結果触られることもトラウマになっていると思われるので「いや! 触らないで!」と当然発狂してしまう。完全にそんなつもりは無かったが、ジェイムスはがっつりアンジェラのトラウマスイッチを押してしまった…
いつもジェイムスの思いは届かない…悲しい不器用な男である
像の下に埋まっていた物
私の患者と言っているので間違いなく病院の関係者で恐らく医者だと思うのだが、ジェイムスと関連性のある病院の関係者がわからない。ブルックヘイブン病院の院長?
私もあれを見たのだと言っているのは資料館との関連性も強いので恐らく三角頭だと思われる。院長は資料館も管理しているかなり権威のある人だったみたいですね。
新エネミー:マンダリン
ここで初めて登場する敵キャラクターマンダリンは「官僚」という意味を指すらしいが…なんで官僚?なのかいまいちわからないがこじつけで考えるとすれば
官僚というのはよく人間的な感情が欠如しているなど言われがちなので「機械的・非人間的」というところからきているのだろうか???
マンダリンは理解されない想いや苦悩を象徴しているため、地上に立つことができない。なにかを訴えるかの様に追いすがるのもこのため。また「口」があるが、これはジェイムスが現実に向き合いつつあることを示している。 wiki引用
巨大な両腕の先端に口がついており、その口で金網の床だったり天井にぶら下がって移動する。
この敵の意味合いから察するにジェイムスはだんだんと現実に向き合いつつあるらしいがあんまりピンとこない。でも物語的には確かに真実が見えてきた展開なので、この辺りで登場するのは整合性がとれている。
でもここまでのイベントシーンからはまだジェイムス自身が真実を理解しつつあるということはあんまり読み取れない。内面ではいろいろと理解が出来てきたということなんだろうか。
サイレントヒル資料館へ
実はサイレントヒル資料館はウェブサイトがある。サイトの下部に©Konami Digital Entertainmentとあるので公式情報として取り扱っても問題ないと思う。ここに書かれている情報を元にいろいろ推察できる。
これによると、サイレントヒル資料館はトルーカ刑務所が建っていた位置に建っているということがわかる
三角頭がどこから来たのか何者なのか、察しのいいひとはこの時点で気づいたかもしれない。
昔トルーカ刑務所があってそこの処刑人がこんな見た目をしていた。でもなんでジェイムスを襲ってくるのか…?ジェイムスは罪人なのか?と
このあと資料館の奥にある滅茶苦茶長い階段を下っていくわけですが、もともとサイレントヒル資料館がある場所にはトルーカ刑務所があった。ジェイムスは罪人であり、資料館=刑務所へやってきた。その関連性でトルーカ刑務所に辿り着くことになったんだと思う。
階段を下っている間何やら船の汽笛のような音が聞こえるが、これは上記のリトルバロネス号という船がトルーカ湖に観光用の舟として出ていたのでその関連性があると思うが…なんで鳴ってるのかはわからない。過去に遡っているということを示している?ちなみに2年後の1918年にリトル・バロネス号が消失する事件が起こったと資料館のサイトにかかれている。
また階段を下る「深淵の奥へ」という実績が貰えるが深淵とはサイレントヒル資料館の下を指していると思われる
深淵(サイレントヒル資料館の下)に進むことで真実が得られると伝えてくれる誰か。このあと先が見えないほど深い穴へ飛び込む展開が何度か訪れる。
真実を求めてジェイムスは下へ下へ向かうことになる
エディーと久々に再開
以前出会った時は映画館だったのでだいぶ時間が空いているので久々に出会った感じがする。
エディーは2回目以降、毎回「やあ ジェイムス」と挨拶をしてくれるのである程度は常識人なところがわかる。
しかし突然怒りだしたり、冗談にならない冗談を言ったり振る舞いがかなり正気を失っているように見えるが…まだ普通の人間らしい部分が残っているのでそのギャップがより異常者っぽさを感じさせる。
エディーがここに来た理由は、後のボス戦でわかってくるがはっきりはわからないので背景を説明すると以下の通りになっている。
いじめを受けたトラウマから他人への劣等コンプレックスを抱いている。
行動は鈍いが元々悪い人間ではなく、他人の為に行動することを厭わない人物だが、サイレントヒルに宿る力に影響され徐々にその言動は狂気に染まっていく。
実は日常的に執拗ないじめを受けており、犬が自分に吠えてきた事をきっかけに抑圧していた怒りが爆発。その犬を射殺し、いじめ加害者である飼い主の足にも銃を発砲してサイレントヒルに逃げてきた。
彼の「裏世界」では、怪物ではなく自分を罵る人間(もしくは人間によく似たクリーチャー)が見えており、それらを拳銃で殺害していくうちに正気を失っていった。
wiki引用
主に小説版の方が掘り下げて書かれているためそちらからわかった情報がまとめられていることが多い
後のイベントシーンで「町に呼ばれたんだろう?」と問いかけており、エディーもアンジェラと同じように町の正体を理解しているようです。
簡単なんだな
- エディー「簡単なんだな」
- エディー「頭狙って引き金を引くだけ… 」
- エディー「でパァン!」
- ジェイムス「エディー?」
- エディー「ああ えっと…
- エディー「やあ ジェイムス」
①~③が普段のエディーだと思われる。ジェイムスがエディー?と声をかけると少しだけ常識人に戻る。でもこの後だんだんおかしくなってくる…
詰めるジェイムス
- ジェイムス「何があった? これは誰だ?」
- わからない こっちに向かってきた
- ジェイムス「そうか」
- ジェイムス「じゃあ襲われたから 撃ったんだな?」
- そうだ
- こうなったのはこいつのせいだ
- ジェイムス「落ち着いて話せ エディー」
- ジェイムス「どうして彼は 襲ってきた」
- わからない いきなり現れた
- 暗い中を忍び寄ってきたんだ
- 足音が聞こえて振り返ったらそこにいた!
- ジェイムス「そして襲われると思ったんだな?」
- うう…ああ!! だって…
- あんな風に見られたらこうするしかなかった
- ジェイムス「”見られたら?”」
- ジェイムス「向かってきたんだろ?」
もしエディーのことをどうでもいいと思っていたのなら質問なんてする必要はなく、「大変だったな」ぐらいで終わらせた方が良い…何をするか分からないし面倒だから。
なのでエディーに対しても、ある程度ジェイムスは心配しているので間違ったことをしてるのではないか?と確認しているという会話になっている。ジェイムスはお人好しなところがある。
エディーは面倒くさくなってきた
- エディー「…ああ つまり…」
- エディー「目が そんな感じだった」
- ジェイムス「目が?」
- エディー「俺をじっと見てた」
- エディー「馬鹿にしてたんだ」
- エディー「見るなって言ったのにやめないんだ」
- ジェイムス「それでも…」
- ここで銃を突きつけられる
- ジェイムス「じっとみられただけで人を殺すというのは…」
- エディー「なんて顔してんだよ」
- エディー「冗談だよ」
- エディー「ここに来たらもう死んでた」
- エディー「引っかかったな」
- エディー「じゃあそろそろ…」
- エディー「行くとするよ」
- ジェイムス「待て」
- ジェイムス「一人で出ていくのか?」
- エディー「ああ」
エディーとしてはもう面倒くさくなってきたんだろうと思われる。冗談ということにして立ち去って行った。
エディーは後のシーンで、被害者意識がどんどん出てくる。なのでこういった質問攻めを受ければ攻撃されてるように感じてしまい、ジェイムスに対して敵意がどんどん出てきてしまったと思われる。
ジェイムスは説得しようと思ったが、最終的にエディーは町に来る人間は罪を持った人間という事を理解しているのでそれと紐づけてしまいジェイムスは俺を馬鹿にしている!と確信してしまう
コメント