テンセント版ブループロトコル:中国独自仕様とグローバル展開の全容

ゲーム

調べてみたついでにまとめてみたという記事です

「レッドプロトコル」とかいう謎のタイトル

まずレッドプロトコルについて簡単に説明

レッドプロトコルはテンセントという中国の企業が開発している日本国内版ブループロトコルを元にした別のゲームことです。中国の国旗が赤色なので赤=中国みたいな流れは割とよくある表現でそれで大喜利みたいな感じでレッドプロトコルという名前が付いたと思われる

中国版ブループロトコル

レッドプロトコル

(差別意図があるのかわからないけど…ちょっと危険な呼び方な気がしなくもない)

「赤色」は中国の国旗や歴史的背景から、中国を象徴する色として認識されることが多いです。そのため、特に中国に関連する話題やニュースで、ジョークや比喩として使われることもあります。たとえば、共産主義や中国の政治体制を揶揄するような場面で、「赤色」が使われることがあります。この場合、赤色が中国を指すだけでなく、共産主義や社会主義に関連する象徴としても用いられます。

1.テンセントが2023年の9月にブループロトコルのモバイル版の開発と販売の権利を取得した

バンダイナムコの人気RPG、テンセントがモバイル版開発-関係者
...

情報ソース

2023年の時はまだ、発表時期やリリース日は完全に未定でした。この時インタビューに答えた人は匿名にしてね。と言っているのでかなりの機密情報だったようで…

2.テンセントのプロフィール

テンセントは中国のかなり大きなIT企業で、中国内のLineみたいな“WeChat”というほぼインフラみたいなアプリを開発運営していたり、テンセントビデオというネットフリックスみたいなものや、“WeChatPay”決済サービスなんかもやってたりする。中国だと知らない人はいないってぐらい大きいようで

時価総額は約44兆円のクソデカ企業です。(時価総額とは企業が市場でどれくらいの価値があるかという指標)

44兆円ってどんなもんなのかなと思って日本企業を調べてみたら普通にテンセント強すぎて草

トヨタ自動車株式会社時価総額
:約20兆円

ソニーグループ株式会社時価総額
:約15兆円

ソフトバンクグループ株式会社時価総額
:約10兆円

3.テンセントのゲーム開発事業がデカすぎる

テンセントはいろいろなゲーム開発をしている企業を買収していて調べたら想像以上にゲーム業界で幅を利かせていて企業名は知ってたけどここまでとは知らなかった…

完全買収した企業
  1. Riot Games(ライオットゲームズ)
    • 買収年: 2011年
    • 人気ゲーム: League of Legends
    • テンセントは2011年にライオットゲームズを完全買収し、全株を所有しています。
  2. Funcom
    • 買収年: 2020年
    • 人気ゲーム: Conan Exiles
    • ノルウェーのゲーム開発会社で、主にオンラインマルチプレイヤーゲームを制作しています。
大くの株式を保有している企業
  1. Supercell
    • 買収年: 2016年
    • テンセントはフィンランドのモバイルゲーム会社であるスーパセルの株式を84%保有しています。
    • 人気ゲーム: Clash of Clans, Clash Royale
  2. Grinding Gear Games
    • 買収年: 2018年
    • ニュージーランドのゲーム開発会社で、人気アクションRPG Path of Exile を開発しています。
少数株式を保有している企業
  1. Epic Games
    • テンセントは2012年にエピックゲームズの株式を40%取得しました。
    • 人気ゲーム: Fortnite, Unreal Engine
  2. Activision Blizzard
    • テンセントは株式の一部を保有しています。
    • 人気ゲーム: Call of Duty, World of Warcraft
  3. Ubisoft
    • テンセントはフランスのゲーム開発会社ユービーアイソフトの少数株式を保有しています。
    • 人気ゲーム: Assassin’s Creed, Far Cry
  4. Bluehole(現在はKrafton)
    • 人気ゲーム: PlayerUnknown’s Battlegrounds (PUBG)
    • テンセントはこの韓国の開発会社の株式も一部保有しています。
  5. Frontier Developments
    • 人気ゲーム: Planet Zoo, Elite Dangerous
    • テンセントはこのイギリスの開発会社の株式を保有しています。
その他の出資している企業
  • Paradox Interactive(一部株式保有)
    人気ゲーム: Cities: Skylines, Stellaris
  • SEGA(少数株式保有)
    人気ゲーム: Sonic the Hedgehog, Yakuza (Ryu Ga Gotoku)
  • Roblox Corporation
    テンセントは人気のオンラインゲームプラットフォームであるRobloxの株式を保有しています。

この回答の情報ソースは、テンセントが買収や投資を行った企業に関する複数の公開資料や業界レポートに基づいています。以下は、参照した主なソースです。

  1. (CompaniesMarketCap): CompaniesMarketCap から、テンセントの市場動向や投資先に関するデータを参照しました。
  2. (Stock Analysis): Stock Analysis では、テンセントの投資履歴に関する概要を提供しています。
  3. (Stock Analysis): Stock Analysis にて、テンセントの完全買収および株式保有に関する詳細が記載されています。

事業のごく一部ですが、テンセントは『CoDモバイル』や『PUBGモバイル』など優秀なIPを借りてきてモバイル版を出すということをやっています。

(CoDはアメリカ企業のアクティビジョンという会社で開発していて、PUBGは韓国のクラフトンという会社で開発されてました)

そんな感じでIPを借りてきてモバイル版を出していくという戦略の中で選ばれたIPとしてブループロトコルが選ばれたんだと思われる

もっと有名なIPはいくらでもあるので恐らく交渉自体はありとあらゆるIPに交渉はしてるんじゃないでしょうか…なので交渉に応じた企業の1つがバンダイナムコだったのかな(全部ただの推測)

4.ブループロトコルのグローバル展開の全体像

どうやら大きくわけて3通りのブループロトコルが存在するようで細かくみたらややこしかったので表を作ってみた。

日本版

AmazonGaming版(グローバル版)

AmazonGamin版の開発中止にともなって、カイエンヌ・エンターテインメント・テクノロジーとSmilegate Megaportの方でも対応はしないことになった

https://blue-protocol-db.com/news/blue-protocol-taiwan-after-japan
情報ソース

中国版(モバイル版)

中国国内でクローズドベータテストが進行中

MassivelyOP

5.中国版(モバイル版)だけなんか独自仕様で開発されている

【ブルプロ】レッドプロトコル強すぎだろ・・・
...

記事内容を見るに中国版はタイトルも違っていて、ゲーム内のシステムも似てるけどいろいろ違うという感じになっている

1.テンセントが2023年の9月にブループロトコルのモバイル版の開発と販売の権利を取得したのところで説明した通り最初に“モバイル版の開発と販売の権利を取得”とあるので

最初にモバイル版を開発させていただきますーという話になっている。(でもwindowsで展開するって言ってるのでもうなんかよくわからんが…)

なのでこの経緯をしらないと“テンセントは日本版ブルプロのグラフィックリソースを使っているのにも関わらずUIやシステムが違う謎のコピー作品を作っている”というように見えてしまう

でも実際細かい話まではわからんので何とも断言はできないけど…グラフィックはめっちゃ似ているので普通にテンセントとの契約に沿ってバンダイナムコ側から渡してるのかな?

6.中国のサイトにある大本の情報

大本はここっぽい
https://bbs.nga.cn/read.php?tid=37668108&rand=494

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