【エルデンリングナイトレイン】ストーリー,エンディングの解説と考察:長いです

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免責事項的な何か

当然ながら所詮は1つの考察にすぎないということを事前に伝えておきます。

すべてのはじまり

原初の夜の王のルーンから解説するとわかりやすい。

夜の王のルーンの説明

主人公たちの経緯の始まりは「黄金樹の罪を覗き見た挿し木の一族」が関係している。

遠い昔に「黄金樹の罪」を知ってしまった挿し木の一族は罰を背負うことになる。

一族に課せられた罰は「夜」を食い止めることだった。(罰を与えたのは恐らく後述される「姿なき主の声」)

また夜を食い止める具体的な方法は「尋常ならざる策で神を騙す」ことらしい…

主人公たちの役目

夜渡りが夜の王を倒すということが、「尋常ならざる策」に繋がっているということになり、これらに巻き込まれているのが主人公たちなのです。

https://game8.jp/eldenring-nightreign/687483

黄金樹の罪=黄金樹の真実

夜の王のルーンの説明から見るに、黄金樹という存在自体が何か罪深いことをしていることがわかるが一体それがなんなのかは具体的にストーリーでは説明がされなかった。

  • 遠い昔
  • 狭間の地で破砕戦争が起きた
  • 世界はどうしようもなく壊れてしまった

オープニングの映像で上記の語りがあるところで1枚絵が映し出されている。

それを頑張ってトリミングして1枚に合成してみた。

地表に出ている黄金樹が生えた土地は、神聖な黄金樹によってまさに黄金に満たされているが、地下には地表にはない青色の根っこのようなものが描かれている。

このゲームの色から考えられる青色の根っこはまさに「夜」を示している。

この絵から読み取れる印象として芯は黄金樹だが、その周囲には夜の力があるというのを示しているように感じる。

つまり「黄金樹は夜の力を利用している」というのを表現していると思われる。

実際には黄金樹の下には夜のエネルギー(巨人樹の根)が埋まっており、それが破砕戦争をきっかけに地表に出てしまい、元々は巨人樹から生まれた「夜の巨人」にエルデンリング本篇の主人公のような導きが発生。

そして狭間の地に「夜」という形で災害が向かってきたという感じだろうと考察している。

ちなみに夜の巨人という単語はゲーム内には無いですがわかりやすいので命名しました。

実家に帰ろうとする夜の巨人

巨人樹という言葉は本篇エルデンリングにも出ておらずナイトレインにしか無い単語でたまたま発見した。

遺物をセットするやつ

色も青だし…大体あってるんじゃなかろうか

ちなみに緑の霊樹の聖杯というのがあるが、それは恐らく夜を迎えるたびに傘になってくれる白い木のことだと思われる。

挿し木の一族は真実を知ってしまった

破砕戦争がおきて世界はどうしようもなく壊れてしまった

この一枚絵から察するに戦争の後地表が抉れているところから挿し木の一族は、黄金樹は外部からエネルギーを奪って存在していることを知ってしまったと思われる。

またその奪っているエネルギーがどんなに危険な物なのかということも同時に知ったと思う。

本篇で語られなかった理由は?

エルデンリング本篇の情報は多すぎるので詳しくは調べてもらった方が良いですが、黄金樹は様々な信仰の対象となっている。

黄金樹自体が世界のルールを制御し、実際に影響を及ぼしているため、存在そのものが「神」に等しい存在。

それが未知の邪悪なパワー(夜)によって成り立っていると知っていたとしても挿し木の一族は誰かに協力を仰ぐなどはしなかったと思うので話が秘匿されていたのは自然かも

もしそんなことを吹いて回ったら背信行為で処刑されそう

(スピンオフ作品の範囲で完結するため都合が良い)

誰に罰を与えられた?

レディには「姿なき主の声」が聞こえており、その声の主が罪を与えた存在なのだとしたら恐らく「神」的な物だろうと思うが…そのような人物は出てこない。

追跡者CP6

しかし追跡者のCP6で図書室にある本を調べると上記のように「姿なき主の声」と書かれておりたびたび登場するため存在自体はあるんだろうと思う。

こいつが挿し木の一族に罰を与えたのだろうか。

因みにエルデンリング本篇では”大いなる意思”という上位存在がいたが…

あれはDLCで壊れていて、2本指などはただの傀儡だったことがわかるためそれとは関連していないように思う。

挿し木の一族という名前

挿し木というのは枝や葉、茎の一部を切り取って、土や水に挿して発根させ、新しい個体を作る方法です。

まさに黄金樹自体が挿し木によって成り立っているようにも見えなくもない…

後に夜と呼ばれる力を持った木が生えた土地に、後に黄金樹と呼ばれる木を挿し木して出来上がったのが狭間の地だったりして?(元々あった巨人樹は斬り倒したのか…?)

挿し木の一族自体がいつからそう呼ばれるようになったのか不明だが、もしそういった呼称で一族が最初からあったのであれば狭間の地の成り立ちにこの一族が関係していることになる。

そしてこの一族はとても罪深いということも言えそうです。

追跡者CP6

追跡者の追憶CP6図書室にてこの文章が読めるが、挿し木の一族自体が罪深い存在ならこの文章は噛み合う。

夜の始まりの大罪人=”夜の力を持った巨人樹の上に黄金樹を挿し木して狭間の地を作った事”

また地下廊には明確に挿し木の一族が眠っているのが追憶でわかってくるのでそこはブレてない部分。

一族は途中で罪を忘れた?

最初から一族が”夜の力を持った巨人樹の上に黄金樹を挿し木して狭間の地を作った”ということを知っていたとしたら

夜の王のルーンに書かれている”黄金樹の罪を覗き見た罰”という表現はおかしくなるので何世代も続いてきた一族のどこかで、「この話は忘却したほうが良い」となって後世に伝わらなかったのかも…

もしくは最初から罪を与えられて一族は生活していたのだが、面倒になって贖罪から免れた結果全員忘却したとか…

なんかあったんだろうなとは思う。

神を騙す尋常ならざる策とは?

狭間の地の近所(全く同じ場所に上書きというパターンもあり得そう)にそっくりの土地を作り、「夜」をそこへ誘導

そして帳のように囲って隔離し、内部ではループする世界を作る。

帳の内部で夜の王を全て倒し、ルーンを奪って夜の大ルーンを作る。

出来上がったらその律を黄金樹に組み込むことで黄金樹から「夜の巨人」へ「あっちに巨人樹があるよ」と伝え、導きを変更するというのが尋常ならざる策じゃないかなーと考察してます。

黄金樹から立ち去っていく巨人

また更に、エルデンリング本篇のオープニングの一部と同じような演出がエンディングには含まれており

本篇では黄金樹から落ちた葉っぱ?(祝福)が当たった褪せ人は導きが見えるようになるため、このシーンでは”導きを与えた”という意味なのかなと解釈できそう。

ちなみに外側に見える複数の巨人たちは、主人公たちに見えてる白い幻影と同じ原理で別の世界線の物が見えているという事なのかなと思われる。

https://dengekionline.com/article/202505/43303

何度も戦っているというのは追憶の中で様々なキャラクターから語られるためループしているというのは共通事項で別に特殊な話ではない。

ゲームシステムがそのまま世界観になっている。

リムベルドが複製された土地という根拠

まぁそもそもリムグレイブと名前が滅茶苦茶似てるしなんで似てるの?って考えた時に”別の世界線の狭間の地”っていうのが安直に思いつくので(思いつくよね?)なんかそういう感じだろうと思っている人はそれなりにいると思う。

“複製された世界”という認識だけでも十分だと思いますが、以下の情報で少しだけ複製された土地という根拠を補強することができます。

「糸の端」というレアアイテム

引用

https://gamewith.jp/eldenring/501875

糸の端というレアアイテムがあり、このアイテムを使うとリムベルドの中心部分(砦の少し北側)にある隠し扉の中に入ることが出来る。

ここには「犠牲の細枝」というアイテムが手に入る。

犠牲の細枝の説明

エルデンリングでの画像

”それは、古い時代に枝打ちされた黄金樹の一部であるという”

という文章が下部に書かれている。つまりもともとは黄金樹の一部であり、これがマップの中心点にあるのは結構意味深だと思う。これが根拠…だと弱いだろうか?

ちなみに「枝打ち(えだうち)」とは、木の幹から不要な枝を切り落とす作業のことで

木や植物の栄養の行き渡りバランスを整える目的だったり、形を整えるためだったり、病害虫予防、などの目的のために行う行為で林業とかガーデニングとかで出てくる知識です。

おまけ:糸の端の説明文

https://x.com/Blanche_admiral/status/1939996192408314335

1回でもフィールドで入手すると「図録」から確認できるサブテキスト

  • 丁寧に編まれた緒
  • それは本来秘されるべき場所にとどまった少女たちに握られたものである
  • 挿し木の一族は誓い合った
    全てを明かさぬまま、その身を捧げると
    • 全てを明かさぬままの”全て”とはなんだろうか…伝えていた相手は?
  • しかし彼女たちは、そうするには幼すぎた

あんまり詳細に意味は読み取れないが

おおざっぱに要約すると”挿し木の一族の少女たちが、一族の誓いを果たすために犠牲となった”ことがわかる。

とどまった少女たちは自らの意思で留まったのだろうか…?

「しかし彼女たちは、そうするには幼すぎた」 という部分を見るに逃げ出した可能性が見えてくるが…

糸の端の説明文は”複製された世界”に関して関係あるのかないのかがイマイチ微妙ですが

全体像としては

  • 一族の誓い=罰を受け償う=夜をなんとかすること
  • そのために尋常ならざる策を実行する
  • その第一歩として狭間の地を複製する
  • 少女たちはその第一歩の犠牲となった

と言った感じだろうか?

円卓とは?

尋常ならざる策を実行するためには夜の力を持った大ルーンが必要で、そのためには夜の王と戦う必要がある。

その戦いに備える場所が必要だったので円卓が作られたと思われる。

しかし戦いに備えるにしてはかなりお粗末で天井に穴が開いてたり壁が丸ごと崩れてたり大分ボロボロ….

地下廊にある挿し木の一族のメッセージから読み取れるに、”この罪を償うには1代では到底購えぬ”と後から気づいたようで最初からここまで長期戦になるとは思っていなかったのかもしれない。

また前述したとおり円卓の真の管理人は恐らく「姿なき主の声」だと思われる。

地下廊にあるもの

追跡者CP6
追跡者CP6
追跡者CP6
追跡者CP6
追跡者CP6
遊牧の民とは追跡者のこと
追跡者CP6
智慧を持つものは隠者を指す

挿し木の一族は夜を止めるためにいろいろ考えた末に、自分たちの世代では間に合わないことを悟ったようです。

いつか必ず訪れる「夜」へ対抗するために挿し木の一族の役目を末裔へ託すことにした。

末裔が必ず「夜」に対して戦ってくれるとは限らないので、当時の挿し木の一族は自らの命を使った儀式で末裔をこの円卓に呼び寄せるようにしたと召使から語られる。

石棺は主人公たちの人数分ある

石の棺は8つあるので、1人が呼び寄せられるのは1人だけだったというのが推察できる。

主人公たちは本当に末裔?

挿し木の一族は誰一人として血筋や生まれなどがわからないので本当に末裔だったのかはわからない。

更に追跡者とレディは兄妹なので1人で2人分呼べなかったのか?などちょっと不明点がある。

レディに関しては、子爵家に引き取られているのでそちらの末裔判定になったのかもしれない。

※子爵(ししゃく)と読み、身分を示す。

また復讐者は、もはや末裔とは言えるのか微妙で本体は人形なのだが…

恐らくノーザン家の末裔判定になったと思われる。

何故そうなったのかは推測でしかないが、復讐者は元々自分のことを「誉れ高き人形師の一族、ノーザン家の娘ダフネ」と認知しており、後に「自分はダフネが大事にしていた人形であってダフネじゃない」ということに気づく

この記憶の勘違いや、後に夜に対して恐怖は無いつもりなのに夜を怖がっていると言われ実際に夜に蝕まれていたのはダフネ自身の心境が影響していたからでは?と推測する。

つまり復讐者には少しだけダフネの意識が入っているため末裔として呼ばれたのかもしれない。

一応疑わしい二人について推察してみたが他のキャラクターで絶対にこいつが末裔なのはおかしいだろ的な奴はいないのでまぁ全員なんだかんだ末裔なんだろうと前提は疑わないようにしておく。

世界線それぞれの終わり

世界線が無数に存在するというのはエルデンリングをやっていれば自然と理解しやすいですが、ナイトレインからだとちょっと戸惑うかもしれない…

ソウルシリーズから世界線が無数にあるという設定は引き継がれているのでもはやそういうものという理解で全然大丈夫です。

その上で円卓システムを軸に、追跡者とレディの話は進んでいるため以下にまとめておきます。

追跡者の追憶1

追跡者CP6

追跡者の追憶では円卓は役目を終えると崩壊することがわかる。

そして召使からレディ(妹)は円卓に囚われており夜の王を倒し、使命を果たしてしまうと役目を終えた円卓の崩壊に巻き込まれて1人取り残されるということを追跡者に伝える。

円卓が崩壊すればレディの追憶で語る召使曰く何も残らないか、取り残されるかとのこと。

ただ召使自身は巻き込まれずに残ることが出来るという。

追跡者の追憶2

後に隠者から間接的にアドバイスを貰い追跡者は、夜を引き継いでどこか遠くへいくという選択をすることになる…(悲しい)

夜が終わらなければ妹は生き延びることが出来るから…

レディの追憶

またレディ側の追憶では、兄が考えていたことは伝わっていないのだが兄の身体は現世で負った傷が原因で徐々に衰弱していることを知り、なんとか生き延びて欲しいという願いを発端に奮闘するストーリーになっている。

この世界線では恐らく兄は最後の戦いに参加させず無茶を回避させており、夜の王を倒し円卓を崩壊させ兄を送り出すことに成功した。

また兄は外界で死にかけている(レディの追憶CP2からその辺りが記述されてる)

レディは追跡者から貰った銀貨に祝福を込めて追跡者への導きが見えるように細工をした。

これを円卓に囚われていない召使に託し、どうか外界の死にかけの兄を救ってやって欲しいとのことだった。

夜の王を倒す使命を全うし、その上で兄を救う。両方をとも実現するためにレディは円卓を崩壊させることに決めた。

また、自分を鼓舞するために追跡者からベルトの飾りを盗み、自分の髪飾りにして最後の夜の王へ向かうことにした。

円卓の崩壊は具体的にどうやって崩壊するのか召使曰くはっきり分からないらしく、予測が出来ない。

もしかしたら髪飾りのおかげで兄の元へレディ自身は生きてはいないかもしれないが、祝福に乗った精神体でたどり着く可能性もあるのかも…?

ていうか二人ともお互いに兄、妹と気づいているところが中々しんどい物語である。

最後の円卓にいる謎の遺体

恐らくこれが「姿なき声の主」だろうか?

コレに夜の王のルーンを捧げると「夜明け」エンディングとなる映像から見るに、主人公は光の粒子となってどこかへ飛んで行っているので恐らく円卓から解放されたという意味合いだと思う。

円卓の役目を終わらせることが出来ているのでやっぱり「姿なき声の主」だと思う。

夜の王たちについて

夜の王たちは「夜」によって発生した二次被害的な存在であり、本来は普通の生物や人物だったということがサブテキストから読み取れる。

なぜこいつらを倒す必要があったのかというのは、挿し木の一族の計画には大ルーンが必要不可欠であり、夜の勢力の中でも強力な奴は恐らく大ルーンのような力を持っているだろうと推測したからだと思われる。

最初の夜の王グラディウスを倒すと手に入る貴重品。

これにより夜の王は複数いることが発覚する。(グラディウス撃破後のムービー)

「夜に適応した生物」が夜の王?

夜に飲み込まれるとおおよそ形を保ったまま「夜」に支配されてしまう?ようで(復讐者の追憶から見るに)

多くの場合は意思があるような無いような亡者のような状態になってしまう。(雑魚敵とか)

夜の王になっている存在は彼らの遺物に書かれているサブテキストを見ると意思がはっきりしているようで

「夜の力に触れ、適応した存在」と言えそうです。

ポジティブに夜を受け入れた王もいれば絶望して夜を受け入れたようなやつもいる。

リブラだけはちゃんと会話が出来るのでかなり意識がはっきりしており、なんだか楽しんでいるように見えた。

リブラは「公平」と「成長、進化」に執着している生物(悪魔?)らしく全てを飲み込む「夜」を見てとても魅力的に見えたので夜を受け入れた。

夜が与える変化はいろいろ

腕が3本あるナメレスや頭がねじれて顎が巨大化したエデレなどは、恐らく夜の影響で形が変化していると思われる。(バイオハザード的な…?)

フルゴールに関しては、途中で夜の力で失った腕を生やしてくる。

グラディウス、グノスター、カリゴ、マリスは元からそんな感じの生き物に見えるが、ちょっとサイズが大きくなった感じだろうか

リブラはムキムキに変身するのだがこれも夜の力なのか…

彼は悪魔なのでどこからが夜の力なのかいまいちわからない。

なんにせよ夜の影響を受けた存在はいろんなタイプがいる。しかし他の生き物たちと違って意識を支配されているわけではないように見えるので自由意志はあるっぽい。

エンディング

ようやくここまで話が戻ってきました…このゲームのエンディングは大きく分けて2種類あることがわかります。

大義エンド

挿し木の一族の悲願を果たし解放される「夜明け」エンディング

多くの犠牲を払いながらも、これで狭間の地は救われた…

個人的な目的エンド

  1. 妹を生かすため自分が夜の王となり、夜を連れて二度と妹と会わないことを決めた「追跡者エンド」
  2. 任務を全うしなければ始末されない。それはつまり自由、そして戦いは楽しい。夜最高!「鉄の目エンド」
  3. 自らが生み出した幼子を探しに来た。夜の王の近くにいることを突き止め幼子と再会した「隠者エンド」

挿し木の一族からしたらなんでやねん!!!!と言った感じだろうが、主人公たちの気持ちもわかる。

こんな壊れた世界の存続よりも、それぞれもっと大切なものがある。

あとがき

キャラクターそれぞれの追憶に関してはまた後に記述する予定

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